インデックス投資でいいのか?

投資

金融資産1億円を達成するために、インデックス投資をしておけばいいのか?

インデックス投資とは、複数の銘柄の株価を平均化した指標に基づいて投資する方法である。例えば、日経平均株価のインデックス投資であれば、日経平均株価の変化と同じように株を買うことを意味する。日経平均株価に組み込まれているある業界の株価が伸びれば、それに応じてその業界の銘柄の株を買う。このようにして日経平均株価と連動するように投資する。

目標とする指標を上回る成績は出せない。

目標とする指標に連動することを目指しているので、それ以上に利益を得ることはできない。また、目標とする指標によっては、市場平均を下回るような成績にしかならない場合もある。アクティブ投信や個別銘柄を選択する場合と比べ、大きな変動は期待できない。大きな変動がない分、緩やかな資産形成の考えが必要である。

長期的に運用することを考えなければならない。

インデックス投資が好まれる理由は、世界経済は過去30年以上の長い期間で見た場合に、経済規模が平均しておよそ5%程度(どの期間で平均化するかによる)で拡大する傾向にあるということが根拠になっている。短期的には大幅下落する可能性もあり、長期的な運用をすることが前提となる。ただし、長期的に見れば、資産が増える確率は非常に高い投資手法である。

自動的に分散投資になる。

株式投資をする上で、一極集中にならないよう分散投資をすることが重要だが、インデックス投資は指標に基づいた投資になっているため、自動的に分散投資を行うことになる。特に、世界の主要な国の指標を組み合わせたインデックス投資であれば、世界経済に対して分散投資できる。広範囲な分散投資ができるため、比較的安全な資産運用になる。

インデックス投資は信託報酬が安い。

コストとなる信託報酬の安さがインデックス投資のいい点である。信託報酬は、投資会社に支払うコストであり、利回りを目減りさせる。指標に基づいて自動的に購入するインデックス投資は投資会社の手間が少なく、信託報酬を安く済ませることができる。負の複利の力が働く信託報酬に対する利回りの確保は、長期的な運用の観点で見て重要である。また、定期的に購入する場合は、購入時の手数料がない(ノーロード)投資信託もあり、それらも併せて検討すべきである。

インデックス投資は、短期的な利益は得られないが、長期的な利益を得る確率が高い。

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