割安株とは?

投資

割安な株はどんな株か?

オマハの賢人と言われるウォーレン・バフェットを始め、投資で成功している人の多くは割安株を取得して、成功を収めている。ここで言う割安株とは、どんな株のことを指すかと言えば、ある企業の現在の株価が、その企業の価値(業績や所有している資産)よりも安く評価されている状態のことである。割安になっているので、お得な買い物ができるということになる。いずれ評価されることで、企業価値に見合った株価となることが予想され、そのときに評価益が出ることで金融資産を増やすことができる。

なぜ安く評価されているのか?

実際の企業価値よりも低く評価されてしまう理由は何だろうか?結論を先に言えば、それは誰にもわからない。それがわかっていれば、安く買って高く売るというのが基本であることから、市場の全員が飛びつくことになるだろう。そうなれば、安かった株価は見直されてしまい、適当な評価額に落ち着いてしまう。推測だが、安く評価されてしまう企業がある理由は、強いて言えば、目立たない企業があるからではないだろうか。上場企業は数千社あり、全員がすべてを見ているわけではない。企業によっては、1日のうちでほとんど株式が売買されないような企業もある。そういった企業は、投資家やアナリストが評価対象にしていないのだろう。

割安な株をどうやって探すのか?

割安な株を探す場合は、何をもって割安であると考えるかによるが、企業の資産価値が割安であるかどうかを考えるのであれば、PBR(株価純資産倍率)を調べればいい。PBRが1を下回れば割安だと判断できる。それは、企業の所有する資産が、企業の発行する株の合計額よりも多い場合であり、企業価値(資産)を安い金額(株価)で手に入れられることになる。他には、PER(株価収益率)を調べてもいい。PERに明確な基準はないが、15~20未満であれば割安だと判断されることが多い。それは、毎年同等の配当金が出た場合に、15~20年で投入した資金(その企業の株を買ったときの資金)を回収できることになる。それ以外には、企業の成長を予想する方法もある。成長途中の企業であれば、業績は大幅に向上することが予想される。そのときに評価されることを見越して、事前に安く買っておく。主に、上場したばかりの企業に対して行うことが多い。

いずれ高くなるのか?

割安だと判断されている株が、いずれ割安でない状態となる、つまり適正に評価されて評価益が出るようになるだろうか?それもまた誰にもわからない。目立たないまま、何年もその状態が続くこともある。また、一瞬だけ評価されて株価が上昇するが、期待外れだったと評価されて株価がすぐに下がることもある。投資なので、確実なことは言えない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました