投資と投機はどう違う?

不動産投資

投資、および投機とは何か?

株式に限らず、投資するという言葉を聞いたときに、投資とはどんな定義だと考えるだろうか?また、投機という言葉を耳にすることもあるだろう。投資と似たような言葉だが、何が違うのだろうか?よく言われる定義として、投資とは長期的な資産運用を指し、投機とは短期的な運用を指す。

長期的な資産運用とは?

先に述べたように、長期的な資産運用のことを投資と言う。長期的な資産運用は具体的にどんな運用方法かと言えば、株で例えるなら、保有する企業の業績が上がっていき、企業価値が上昇することで、株価が上昇していくことを指す。もしくは、安定的な企業を保有して、安定的な配当金を得ることも長期的な資産運用だと言える。

短期的な資産運用とは?

一方、短期的な資産運用を投機と言い、具体的な運用方法としては、デイトレーディングやスイングトレードを指す。また、その際、レバレッジをかける信用取引も同じ意味合いを持つだろう。これらの資産運用は、売却することを前提としており、長期的な株式保有を考えていない。特に、信用取引においては、金利がかかるため、余程見込みがない限り、長期的保有などしない。

他の分野にも当てはまる?

当然、他の分野でも同様のことが言える。不動産であれば、地価の上昇を狙った短期売買をする場合は投機と言えるし、家賃収入を狙った場合であれば、投資になるだろう。不動産の場合は、短期売買(5年未満)をすると税金が多くかかることに注意する必要がある。FXであれば、投資とは言えず、ほぼ投機だと考えていいだろう。長期的に為替市場を予想することは難しく、短期間で売買するのが一般的である。

投資と投機はどちらがいい?

投資と投機には優劣などなく、自分にあったほうを選択すればいい。短期間で多くの資産を手に入れたいと思うのであれば、投機一択になる。ただし、投機はゼロサムゲームであり、投資のように長くやり続けることで参加者全員が勝つようなことは起こりえず、市場に参加する他者に対して勝ち負けがはっきりと決まる。長期的に多くの資産を手に入れたいのであれば、どちらの選択でもいい。最初から投資をやり続けるのもいいし、序盤は投機をして、ある程度資産が手元に集まってから投資に切り替えるのもいい。ただし、長期的な資産運用を目指すのであれば、市場に居続けることが重要であり、例えば、1つの企業にすべての資産を注ぎ込んで失敗するなど、退場せざるを得ないような状態を作り出してはならない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました