下落したり上昇したりする株式相場で何をすればいいのか?
2025年に入って、日本にとって特段いいニュースもなく、ジワジワと円高に向かい、株式市場は緩やかに下落を続ける状態になってしまっている。景気が過熱しているわけでもないのに、日銀が金利を上げ、今後どうなってしまうのかという心配がある。こういうときは政治に期待するところだが、少数与党の状態であり、不安定な政治に期待はできない。株価が下落基調だと不安になってきて、持っている株式を売ってしまいたくなるが、こういうときは敢えて自分の所有する株式の評価額を見ないといった選択もある。だが、下落基調だということは、株価が安くなってきているとも言える。下落しているときに敢えて買うことを逆張りと言うが、手持ち資金さえあれば、むしろ積極的に逆張りしてもいい。
何もしないという手はあるか?
今のような状況で、何か手があるだろうか?それは、落ち着いて株式市場を見渡して、割安な企業を調べることである。株価が下落してくると、売られ過ぎる企業も出てくる。本来であれば、落ち着いて普段と同様に淡々と株を売買すればいいが、株をやり始めたばかりで気になってしまう場合は、割安銘柄を調べてみるのもいい。不安で仕方がない場合だけ、何もしないという方法はある。ただし、避けるべきことは、狼狽して所有する株式を売却してしまうことである。
ナンピン買いはありか?
株式市場が下落中に、平均評価額を下げるために株を追加購入することをナンピン買いと言う。プロの投資家であれば、これはよくない行為であり、損失を確定させて、現金を得るほうがいい。しかし、プロではない我々は、損失を確定させる必要はない。プロの場合は、年間で投資の成績(当然だが、利益)を出さなければならない。そのため、平均評価額を下げて、その後に時間をかけて株価の上昇を待つような行為はできない。プロではない我々は、株価が回復するまで待てばいい。もしくは、配当利回りがよければ、持ち続ければいい。プロではない我々にとって、ナンピン買いは特に問題はない。ただし、その企業に魅力(将来性)を感じられなくなってしまったのであれば、売却してしまったほうがいい。損益が出ている状態で、魅力もない企業であれば、気になって仕方がないからである。
結局、どうすればいいか?
株価が下落しているからと言って、その価値が0円になることなど、まず考えられない。現状のように下がった株式は、その企業が倒産しなければ、いずれ上昇する。そのときを淡々と待てばいい。その間、いつも通りの行動を取ればいい。結局、落ち着いていればいい。
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