どの株を買うべきか?

投資

資産1億円を達成するために、どの株を買えばいいのか?

株式投資を始めるにあたって、どの株を買えばいいのかという問いは、誰もが答えを知りたいだろう。この問いに正確に答えることはできない。どのように資産を増やしていきたいのか、資産を増やしてどうなりたいのかという設定によって買い方が変わるからである。

買い方は、大きく分けて2つの方法に分かれる。

1つは個別の銘柄を選択して買うことである。もう1つは投資信託やETFで何かしらまとめられた株を買うことである。前者は、自分で銘柄を選択していく必要があるが、うまく買うことができれば、購入時の10倍以上の株価になるようなことも現実的にあり得る。後者は、証券会社が用意する株式の詰合せであり、急激な株価の上昇の望みは薄い。そのテーマは状況に応じて多種多様であり、例えば、脱炭素銘柄を集めたものだったりする。

個別銘柄でも、投資信託でも、自分で選択しなければならない。

個別銘柄の場合は、すべて自分で選択することになるが、投資信託であれば証券会社を選択することになる。できる限り早く1億円を手にしたいのであれば、個別銘柄を選んで買っていくのが近道である。目利きであれば、数倍になる株を選択することで複利を超える勢いで資産を増やすことができるからである。個別銘柄を選択するのが面倒に感じるのであれば、投資信託やETFを買うほうがいい。証券会社やETFの成績を判断する必要はあるが、個別銘柄のように一喜一憂する必要はなく、せいぜい1年に1回程度の確認で事足りる。特にインデックス投信を買っておけば、その確認さえも必要ないだろう。

将来どうなりたいのかによって、買い方は変わる。

個別銘柄は安い株を買うに尽きるが、売却益を狙う場合と、配当金を狙う場合ではタイミングが変わる。売却益を狙う場合は、いつ買うのかが重要になる。高値掴みしては利益を出せないからである。配当金を狙う場合は、安く買うに越したことはないが、タイミングはさほど重要ではない。それよりも企業の業績見通しがいいのか、企業の資産に問題はないか等のほうが重要である。配当金が出ることが見通せなければならないからである。また、投資信託やETFは証券会社に委託するものであり、タイミングは重要ではない。それよりも、信託報酬の安さが重要になる。信託報酬は、投資信託やETFの利回りを目減りさせるからである。

どの株を買えばいいのか考える前に、資産1億円をどのように達成したいのか、達成後にどうありたいのかということを考える必要がある。

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