リバランスのタイミングはいつか?

投資

リバランスとは何か?

金融資産に投資をする際、リバランスを考えなければならないことがある。リバランスとは、自分が持つ金融資産の配分を調べ、予定通りになっていなければ調整を行うことである。例えば、金融資産の半分を日本の株式で運用すると決めているとする。日本の株式が5割を超えていた場合、日本の株式を売却してその資金を海外の株式にまわすといった具合に調整する。これがリバランスになる。

リバランスは必要か?

金融資産に対して、必ずリバランスをしなければならないのだろうか?必ずしも、リバランスをしなければならないわけではない。リバランスには利点があるが、欠点もある。金融資産をほったらかし状態にしておいたほうが最も金融資産をうまく増やすことができたという話もあるくらいで、必ずしも金融資産を調整することがいいわけではない。

リバランスの利点は?

リバランスの利点として、資産配分の偏りをなくすということがある。偏りがある場合、何かのきっかけでその資産が暴落したとき、大きく金融資産を減らすことになる。リバランスして、資産配分を調整しておけば、そのような危険を避けることができる。また、事前に決めておいた配分を守るので、ある意味、機械的に作業をすることになり、感情的に資産運用する事態を避けることができる。

リバランスの欠点は?

リバランスは利点ばかりではなく、欠点もある。それは、比率の増えた資産を売却して比率の低い資産に移行するため、売却益が発生して税金がかかることである。そのまま保有しておけば本来発生しないコストが発生してしまう。また、比率が増えるということは、その資産に勢いがあり、伸びているということである。その資産を売ってしまうと、さらに資産に勢いが出た場合に、本来得たであろう利益を手放すことになる。

リバランスのタイミングは?

リバランスの欠点を考慮したうえで、リバランスを実施する場合はタイミングを考える必要がある。ある特定の資産が伸びているかどうか、さらなる伸びしろがあるかどうかは誰にもわからない。それについては、リバランスをするのであれば割り切るしかない。コストのことを考えれば、年間にせいぜい1~2回程度で十分である。それ以上は、税金と証券会社への手数料を考えると割に合わないだろう。

リバランスはすべきか?

金融資産に対して、大幅に増えたり減ったりする変動を嫌うのであればリバランスをすればいい。そうでなければ、やる必要はない。

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